またしてもアマゾンネタで申し訳ないです。でも、アマゾンのキャンペーンは意外と目立たないことがあって、普通にアクセスしても気づかないことが多いですし、今回のキャンペーンは本当におすすめなので、ご紹介しておきます。
タイトル通りですが、 Kindleストアで、「日本経済新聞出版社」の書籍の50%ポイント還元キャンペーンをやっています。50%ポイント還元ということは、実質半額で買えるということですから、びっくりするくらいお得です。
4月25日までの期間限定ですが、ゴールデンウィークにまとめ読みしてもいいですね。
中小企業診断士試験学習に役立つ本もいっぱい
こういうキャンペーンではえてして「ラインナップがしょぼいものだけで、あまり食指が動かない」ということがありがちなのですが、今回は900点もの本がラインナップされており、古典的名著や比較的最近のベストセラーも含まれています。
さらに、日本経済新聞出版社の出版物なので、ジャンルは、経営戦略、会計、ファイナンスなど、中小企業診断士試験の勉強に直接、間接的に役立つ本も多く含まれます。たとえば「試験委員の先生」である伊丹敬之先生の著作や、以前にも推薦していた、『書いてマスター! 財務3表・実践ドリル』(國貞克則)みたいな本も、ラインナップされています。
なお、利用にあたって注意しなければならないのは、1クリックで買える手軽さから、ついつい買いすぎてしまうことでしょう。私も、一瞬で10冊以上買ってしまいました。
以下、診断士試験に役立ちそうな、めぼしい本をピックアップしてみましたので、参考になさってください。
伊丹本
伊丹本とは、経営学者、伊丹敬之先生の著作のことです。ご存じの方も多いでしょうが、現在の中小企業診断士試験を作成している試験委員たちは、この伊丹敬之一派というか、弟子筋だと言われています。つまり、伊丹先生は「先生の先生」というわけです。そのため、試験委員の問題作成のベースにある理論(とくに1次試験の企業経営理論、2次の事例1)は、伊丹先生の理論を下敷きにしているらしく、それを知っておいて損はないと思われます。とくに、『経営戦略の論理〈第4版〉』は、読んでおいて損はないでしょう。
少し前ですが、「中小企業診断士試験 一発合格道場」のブログ記事でも触れられているので、参考までにそちらもご紹介しておきます。
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会計、ファイナンス系
以前も紹介していますが、診断士1次試験の「財務・会計」が苦手な方は、読んで(やって)おいて絶対に損がないのが、『書いてマスター! 財務3表・実践ドリル』です。ただし、國貞先生の著作の中でも、もっとも入門的な位置づけになるので、同じ國貞先生の『財務3表一体理解法』を読んで完全に理解している方は、読む必要はありません。
また『経営戦略とコーポレートファイナンス』はやや古いですが、実務でファイナンスを扱う方たちからはかなり高く評価されている定番の名著です。余裕があれば読んでおいて損はないでしょう。
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経営戦略系
このジャンルはたくさんあって選びにくいところですが、読み物とテキスト的なものから1冊ずつ挙げてみました。三枝匡氏の本はストーリー仕立てで読みやすく、元気が出るので、私は好きです。
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成功した経営者の実録本
診断士試験と直接の関係は薄いですが、試験に受かることが目的ではなく、そのあと診断士(コンサルタント)として仕事をすることが目的であるなら、成功した経営者の方々が考えたこと、実践したことを知っておくことは有益だと思います。
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投資寄りの金融本
財務・会計では金融理論関係がちょっとだけ出てきますね。CAPMだとか、効率市場仮説だとかですが、出題されても少しなので、試験対策としては深掘りする必要はありません。しかし自分自身のお金の運用だとか、投資だとかを考えるときに、この2冊は読んでおいたほうがいいでしょう。両書とも、世界中で広く読まれている名著です。私のような先の短い年寄りはともかく、これから長い時間をかけて資産形成をする20代、30代の人が読むと有益だと思います。株式投資に興味がある人はもちろん、つみたてNISAだとかiDeCo(確定拠出年金)だとかに興味ある人も、読んでおいた方がいいですよ。
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