マークミスで足切りか? 診断士1次試験を終えて


今年(2018年)の中小企業診断士試験、1次試験が終わった。

まだ診断士協会からの解答は公表されていないので、点数についてはわからないが、2科目目の「財務・会計」で信じられないようなマークミスをしてしまい、1次試験足切り(40点未満)の可能性が高くなった。

「財務・会計」は、今年は難化したらしく、思ったより問題が難しかった。かなり焦って、時間ぎりぎりまで使って問題を解き、最後にあわててマークして、終了。「やれやれ」とペンを置いて、回収待ちの間にマークシートを眺めていたところ、最後から4番目(第21問-設問1)がマークされておらず、空白になっている!

「しまった」と思ったが、もう遅い。その時は「4点捨てたか、もったいない」と思っただけだったが、あとから考えて、かなり重大なミスの可能性があると気づいた。

そもそも、自分では全部マークしたつもりなのに、空きがあること自体がおかしい。なぜ空きが出てしまったのかと考えると、途中で1問のマークを飛ばしてしまって、以後、すべて1つずつずれたマークをしてしまったのではないか、と思い至った。

自分は、問題を1問解くたびにマークするのではなく、まず問題用紙の選択肢に〇や×、?など印を書いておき、ある程度の分量(5問とか10問)を解いてからまとめてマークするやり方をしている。さらに、問題を解くときに、難問は飛ばして解きやすい問題から解いている。

試験終了後に問題冊子を確認すると、「第3問」では、問題の選択肢に印がなにも書かれていない(他にも書かれていない問題が2問あった)。それは、後から解こうと思って飛ばして、結局時間がなくて解けなかったことを意味している。そういった場合、通常は勘で適当にマークしているはずだ。ところが、最後に時間がなくて焦っていたため「第3問」のマークをするのを忘れて、第4問の解答を第3問のマーク欄にマークしてしまい、以後、空白となっていた第21問-設問1の前(第20問)まで、全部が1つずれたマークをしてしまったのかもしれない。

「かもしれない」というより、その可能性が高いように思えてくる。(あるいは、第3問ではなくて、別の箇所からズレたのかもしれない)。いずれにせよ、第21問-1で突然マークをし忘れたと考えるより、1問ズレでマークを進めてしまったために、自分では全部マークをしたつもりで、1つ残して空きが出てしまったと考える方が自然だ。

もし、第3問から1つずつずれたマークをしていたら、当然40点には届かないだろう。もし、もっと後の箇所からのズレだったら、40点に届いているのかもしれない。マークシートを見ることができない以上、点数がどうなったのかは合格発表までわからない。

「財務・会計」はやや難しかったとは言え、普通にマークしていれば、さすがに足切りになるような点数はとらない。1年ちかく勉強してきて、その結果がこれかと思うと、自分が情けなくて言葉もない。

1日目の夜にこのことに気づいて意気消沈してしまい、2日目は一応受けるだけは受けてきたが、やはり芳しくない出来であった。

今後中小企業診断士を受ける皆さんには、こんなバカなミスをしてもらいたくないので、あえて恥をさらすことを書いている。正解を出せるだけではなく、「マーク戦術」「マークミスをなくすための確認」など、しっかり対策をしていただきたい。

なにはともあれ試験が終わって、いまは脱力状態だ。今後のことは、明日から考えたい。

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