中小企業診断士試験の1次試験を約1ヶ月後に控えて、受験校各校が公開模試を実施した。いよいよ最後の追い込み、最直前期のスタートを知らせる号砲である。
私はTAC生なので、TAC模試はカリキュラムに組み込まれており、当然受けた。さらに、大原の模試も受けることにした。こちらは会場受験する時間がなかった(TACの講義と重なる)ので、通信(自宅受験)にした。
模試は、できるだけたくさん受けた方がいいと思うが、そのことはまた別記事で書きたい。まずは、今回の自己採点の結果を記しておく。
TAC模試、わずかに目標に届かず
大原、TACそれぞれの結果は以下の通り。
科目 | 大原模試得点 | TAC模試得点 |
経済学・経済政策 | 56 | 56 |
財務・会計 | 68 | 68 |
企業経営理論 | 61 | 67 |
運営管理 | 58 | 64 |
経営法務 | 48 | 80 |
経営情報システム | 72 | 72 |
中小経営・政策 | 60 | 86 |
計 | 423 | 493 |
(自己採点なので、メモのミス、マークミスで多少の前後はあるかも)
前回の記事に書いたとおり、TAC模試では500点を目標と考えていたが、あと一歩のところで届かなかった。明らかなミスで間違えた問題も数問あったが、そのことよりも基本的な力不足が原因だと思う。地道に学習して地力を上げるしかない。
TAC模試の問題自体は、変なマイナー論点からの出題が少なく、基本論点中心のオーソドックスなもので、全般的に得点が取りやすい問題だったと思う。ただし、答練(TAC講義内の模試のようなもの)で出題された問題とほぼ同じような選択肢の問題も、各科目で1~2題はあり、TAC生にとっては「下駄を履かされた」ような部分もあった。実力を保守的に見るなら、その分(20~30点分くらい?)は、割り引いて考えた方がいいかもしれない。
各科目の雑感など
たまたまだが、「経済学」「財務・会計」「情報システム」の3科目が大原とTACで同得点だった。大きく差がついたのが「法務」だが、これは大原の問題がやや難しすぎる(細かいところを突き過ぎ)のではと感じた。
一番の問題は「経済学」。5月のLEC模試のときの「足切りレベル」(36点)から見れば、だいぶマシにはなったとは言え、それでもまだ科目合格レベルには達していない。基本的な論点があやふやなところがあるので、確実化して、本番では科目合格レベルに持っていきたい。
また、「情報システム」は、基本的に得意科目なので、安定して70点は超えるが、ここでもう少し得点を稼ぎたい。できれば、安定して80点を取りたいところ。本番ではなにかの科目が難化して得点を減らすことも十分ありえるので、得意科目で稼げるだけ稼ぎたい。
「中小」はTAC模試直前に集中して取り組んだところ、いきなり点数に反映した。(もっとも、今回の「中小」の問題が、基本中心で易しかったこともあるが)。本番も、直前1週間は「中小」に特化した方がいいかもしれない。
いずれもしても、1次試験本番までわずかに1ヶ月を残すのみ。ここまできたら、1日たりとも気を抜くことなく、全力で勉強を続けるだけだ。そしてまずは「予選突破」を目指す。