TAC1次公開模試は500点目標

TACの中小企業診断士講座は2回の完成答練のセッションを終えた。
そして、次回講義は1週休みとなり、来週はTACの公開模試がある。

完成答練のセッション全体としては、おおむね手応えは感じたが、最後の「中小」だけが今ひとつだった。最終週は「中小」と「法務」の答練のがセットになっていたのだが、「法務」ばかり勉強していたためだろう。「法務」の点は伸びたが、「中小」はかなり下がってしまった(自己採点58点)。繰り返し見直しておかなければ忘れてしまうのは当然とは言え、限られた時間の中で7科目を満遍なく見直していくのは、なかなか大変だ。

TACの公開模試までは「中小」と、まだ過去問にまったく手がつけられていない「経済学」のフォローを中心として、他の科目は軽く見直すくらいになりそう。ただ、軽くでも見直しておかないと、今回の「中小」みたいに大きく忘れてしまうことにもなりかねない。

また、大原の公開模試も自宅受験で申し込んだ。本試験に向けて実力(相対的順位)を測るという意味では、TAC模試だけで十分だと思うが、「中小」「法務」「情報システム」あたりの、最新情報が重要な(過去問が使えなくなる)科目では、なるべく広く最新予想問題にあたっておきたいためだ。できればTAC模試までに解いてしまいたいが、時間が作れるかどうか。

TACの公開模試では500点を取りたい

TACの模試から1次試験まで1か月しかないし、1次試験は出題範囲も決まっている択一試験だから、模試の結果は1次試験の結果としてある程度忠実に反映すると考えられる。統計データが無いので感覚的なものだが、個人の総合得点で、模試と本試験とで10%程度の乖離はあるかもしれない。しかし、20%以上も離れた結果になる可能性はかなり低いだろう。

つまり、模試で380点だった人が合格することはあるかもしれないが、350点だった人の合格はかなり厳しい。逆に模試で450点だった人が本番で落ちる可能性は十分あるが、500点以上取っていた人が落ちるケースはかなりレアだと思える。

ちなみに、受験校各社の模試は、どこも本番より難易度が高く設定されているという説もあるが、本試験では緊張などにより、模試ほど実力が出せないという可能性も高い。そういうメンタル的な面も含めれば、模試の方が難しめの設定で、得点的にはイーブンになるとも考えられる。(受験校は「模試ではA判定だったのに本試験で落ちたぞ、どうしてくれる」というクレームを避けたいから辛めに設定していると考える方が妥当だろうが。)

いずれにせよ、1次試験を「確実に」通過するためには、今回のTAC模試で500点を取っておきたい。あるいは、切りのいい数字で科目平均70点と考えて、総合490点でもいいかもしれない。

自分も、今回の模試の目標は総合500点としておく。高めだが、目標なのだから高めに設定しておいた方がいいだろう。

本番の会場受験のシミュレーションという意味も

自分は診断士の勉強を始める前、5年くらい、趣味でTOEICを毎年1~2回受けていた。TOEICでも、受験会場によっては、椅子がひどくてお尻と腰が痛くなるとか、買い物をするところが近くにないとか、時計を忘れるとか(会場に時計はない)、暑すぎるとか寒すぎるとか、いろんなトラブルを経験した。おかげで会場試験にはだいぶ慣れた。また、5月にはLECの模試を受けたので、全体の時間感もだいたいわかっている。

しかし、学校を卒業してからこの手の試験の受験に縁がなかった人や、今回独学で受験する人など、試験慣れしていない人も多いだろう。

会場での模試受験には、同じように会場で受ける本番試験のシミュレーションという意味もある。本試験の受験要項も確認して、本番を意識したシミュレーションをしておいた方がいい。

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