LECの中小企業診断士1次ステップアップ全国模試を受けた


GW最後の土日、LECの中小企業診断士1次ステップアップ全国模試を受けてきた。

まず、自己採点の結果(受験順)。

経済学・経済政策 40
財務・会計 68
企業経営理論 77
運営管理 63
経営法務 40
経営情報システム 64
中小経営・政策 79
431

(マークミスやメモのミスにより多少前後するかもしれない)

あくまで模試だし、点数の数字自体はそんなに気にしていないが、あえていえば「思ったより低くて残念」か。これが今の実力ということなのだろう。

先日受けたTACの中小企業診断士2次試験模試は、いわば「お試し」での受験で、結果についても、現時点でどうこうというものではない。

しかし今回の模試は、去年の9月にTACに通い始めてからこの8か月での学習を踏まえて、現時点での実力を測るもの。今の時点で何をわかっていて何をわかっていないのか、確認するためのものなので、結果の重要性は高い。

自分の知識定着の弱いところがよくわかったし、受験上の技術(タイムマネジメントやマークの仕方)についても気づくことがあったので、総合的には受験の効果は大きかった。受けて良かったと思う。

なお、自己採点だけはしたが、中身の詳細な確認・復習はまだしていない。試験の当日は、睡眠不足で眠いし、疲れているしで、自己採点だけしかできなかった。LECのWebサイトでは動画で解説講義も観られるらしいので、後で学習スケジュールに組み込んで確認するつもり。

科目ごとの感想や気づいた点

以下、科目ごとの感想や気づいた点をメモしておく。

●経済学・経済政策
40点。まだ一通りの学習が終わっていないのでなんとも言えないが、テキストでは見たことのないような人物名、理論名があって、難しい印象だった。いずれにしても、自分の中では経済学は「これから伸びる科目」と位置付けている。極端に言えば、本試験の前日までに仕上がればいいと思っているが、さすがにそれでは心配なので、一応6月末のTACの1次模試で合格点レベル(60点)を取ることを目標にしている。現時点での点数は気にしない。

●財務・会計
68点。今回一番「失敗した」と感じた科目。問題は全体に易しめ(基本問題中心)だったと思うがその割に点数が伸びず、低得点だった。敗因はタイムマネジメントの失敗。実は没問が出たのだけど、その没問で「計算があわない」と悩んで、けっこう時間を使ってしまい、最後は時間が足りず“塗り絵”になった問題が2問4マークもあった。

よく言われる
捨てるべき問題は捨てる
知識問題を先に片付けて、それから計算問題を解く
という受験の定石は、やはり正しいことがわかる経験だった。自分はこれまで、必ず1問目から順に解いていたが、そのやり方は、変えた方がよさそう。いい経験になった。

●企業経営理論
77点。TACのカリキュラムの最初に学習して、その後ほとんど復習していない。模試の直前に一夜漬けで復習しただけ。今回の模試では、はっきり自信をもって正解、不正解を判断できる問題はほとんどなかった。だが「こっちよりは、こっちの方がマシかな」という自信の持てない消去法で、いわば雰囲気で選んだ選択肢が意外と合っていた。

本試験でもこの科目は、選択肢のうち正解は100であとは0と、はっきりわかる問題が少ないように思う。40と50と70があって、そこから選ばせるみたいな感じで、財務の計算問題みたいに、すっきりと「わかった」という感じにならない。過去問を回して、「雰囲気の見抜き方」を身に付けるしかないか。労働法規関連は、はっきり正解不正解がわかるので、ある意味で取り組みやすい。

●運営管理
63点。苦手。以前がんばって覚えた相乗積の計算を、忘れていたのが悲しかった。計算系問題だけはしっかり身に付けたい。

●経営法務
40点。今回、一番意外感があった。細かい知識が多く問われて、非常に難しかった。TACのテキストにまったく出ていないような細かい論点は、独学での対応策は難しい。模試を一応「予想問題」と捉えるなら、この模試で出たところを、そのまま丸ごと覚えておくくらいか。とは言え、基本的な問題で取りこぼしているところもあるので、そういう部分をなくしていけば、本番で60点は取れるのかな?

●経営情報システム
64点。思ったより低かった。TAC養成答練での点が良かったのでちょっと油断していたかも。開発方法、ガイドライン、法制あたりが弱点か。(3Dメガネなんて、本番で出るのかいな?)

●中小企業経営・政策
79点。全体に問題が易しめだった。また、この科目は、TACのカリキュラムで最後の科目で、まだ記憶が新しいので、比較的よく覚えていたこともある。試験前のチェックでAnkiをペラペラめくっていたが、その数字がそのままズバリ出た問題が2つもあってびっくりした。

全体に「知っているか知らないか」だけの知識問題でなので、考える余地が少なく時間がかからない。90分の試験時間だが、45分で終わってしまったので、途中退出した。自分より前に退出する人も、教室内で2割くらいいたようだ。

基本知識の再確認、再定着が必要

少し前のエントリで、1次試験までにやるべきことを書いたが、その後の学習の進捗と今回の模試の結果を見て、修正すべき点がわかった。

(1)経済学の学習は、20時間では全然足りない。40~50時間は必要。
(2)基本知識の取りこぼしが多いので、再定着を図るべき。TACの「基本テキスト」や「トレーニング」掲載の基本知識の再定着させるために、「トレーニング」を一通りやる。

忘れることと、覚えることのバランスで知識は定着する。しかし歳を取るにつれて、覚えることは難しくなり、忘れることはたやすくなる。

年々歳々花相似
歳々年々人不同

日々実感するところだが、加齢に負けずにがんばろう。

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