TAC中小企業診断士2次実力チェック模試を受けた

大枚8500円を支払って申し込んだ、TACの中小企業診断士2次試験公開模試を受けてきた。場所はおなじみのTAC池袋校舎。自宅受験もできるのだが、どうせなら少しでも本番の状況に近い会場受験を選んだ方がいい。

まだ2次対策の学習はほぼ手をつけていないので、この段階で模試を受けてもあまり意味がないかとも思ったが、結論から言えば色々な意味で、受けて良かった。

2次試験の過去問題は読んだことがあるし、「寺子屋」に行くときなどに軽く解いてみたこともある。だが、本番と同じようにきちんと時間を計って、真剣に解いたことはない。模範解答をつぶさに確認して学習したこともない。

つまり2次にかんしては、ほぼ「ゼロ」の状態で、今回はじめてまともに2次の事例1~4の問題(模試だけど)をまとめて解くことになる。当然ながら、「どれだけ高点数が取れるか」というような勝負ができるとは、はなから思っていない。

今回、達成目標としていたことは、「絶対に未回答は作らず、全問題を解いて、解答欄を埋めること」。つまり、低レベルではあるのだが、80分で与件文を読んで、解答を書く感覚をつかむことを目標とした。

そして、その設定目標通り、とりあえず全問題の解答を書くことができ、白紙提出の問題は残さなかったので、まずまず満足。「80分で、読んで、考えて、書き切る感覚」というのがどういうものか、だいたいつかめたので、設定していた目標は十分達成した。

いまはゼロ。だから、あとは上がるだけ

1日の終了後に配られた模範解答集を確認したところ、「なるほど!言われてみればそうだ」と思うことばかりである。自分の解答の中身は相当レベルが低く、まったく見当外れなことを書いているところもいくつもあった。

だが、それは学習していないのだから当たり前で、気にする必要は無い。逆に言えば、模範解答にあるような着眼点や思考法、解答プロセスなどを身に付けていけば、これから自分の実力は伸びる一方ということだ。なにしろ、いまは学習が「ゼロ」の段階なのだから、これ以上落ちるはずなく、学習するにつれて実力は上昇するしかない。そう思えば、否が応でもモチベーションが上がってくる。(合格レベルまで上昇するかどうかは、もちろん別の話だが)。

もっとも、今回の問題の難易度はたぶん易しめの設定になっている(まだ4月だからだろうか)。実際、さっさと解き終えて終了時間より解答用紙を提出して途中退室する人も少しいた。

なので、もっと問題の難易度が上がってくるとまた感覚も違ってくるのだろうが、それはこれから確認していけばいい。今回のところは、「書き切れる」という感覚と、これから上昇していくだけという希望がつかめたことで、十分に受験の価値はあった。

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