最後の基本講義と養成答練を終えて、中間総括

ふだん、夜が遅くて朝も遅い生活なので、朝10時からTACの講義が始まるのが辛い。それでも、午前のコマはなんとか耐えるが、昼食後は睡魔との戦いがきつくなる。

先日、午前中に「中小企業経営・政策」の最後の講義が終わった。

午後は養成答練。昼飯をささっと済ませて、答練までの小一時間で、テキストにメモった重要ポイントの確認をしておこう、と思いつつ、しかし昼食直後のあまりに眠さに、つい横になったら、あっという間に深い眠りに落ちてしまった。

スピーカーからの「それでは問題を配ります」という声で、文字通り飛び起きた。びっくりしたなあ。

答練前半の中小企業経営の分野では、テキストにメモしたはずの重点ポイントがいくつも出題され、それはたしかにメモしたことは覚えているのだけど、肝心の数字や順位の内容は、忘れている。不覚。。。

せめて30分テキストを見直す時間があれば確実に取れた問題がいくつもあったのになあ。睡魔おそるべし。そして、超直前期の確認って本当に重要なんだね。直前確認の重要性がわかる、いい経験になった。

基本講義を振り返って

これで、TAC中小企業診断士講座の「基本講義」「養成答練」はすべて終わった。

TACのカリキュラムとしては、ここまででいわゆる「インプット学習」はおしまい。ゴールデンウィーク開けからアウトプット学習としての「完成答練」が各科目ごとに2回あり、7月の直前期に各科目の「最終講義」で法改正情報なども含めた最終確認という流れになっている(ストレート本科生の場合)。

こうしてインプット期を終えてみると、一通りの基本知識は押さえられており、なかなか良くできたカリキュラムだと思う(忘れている部分も多い……、むしろ大半、という気もするが)。

しかし、9月から通学をはじめて7か月以上。長かった。

学校に通って勉強するなんて30年ぶりなので、最初は新鮮だし、新しいことに取り組む楽しさもあって、モチベーションは高く講義の時間も待ち遠しかった。

しかし、そのうちに会社をクビになったり、TACにも飽きてきたり、講義についていけなかったりして、だんだんモチベーションが下がってきた。

もし独学とか通信講座だったら、途中で勉強をやめていた可能性が高い。講義の時間が決まっていて、自腹で大枚を払ってTACに通ったので、ここでやめたらもったいないと思う気持ちもあり、また、教育訓練給付を受けるために必要なハンコをもらうために、半ば義務感で講義に行かなければならないということが、続けるポイントになった。長期間にわたる資格試験の勉強というのは、やはりある程度強制力がないと、なかなか続けられない。強制力を持たせるために、自腹でお金を払って学校に通うというのは、悪くないのかもしれない。

TACの講義やテキストの内容、システムには不満も多いが、それを差し引いても、もっとも重要な「勉強をやめずに続ける」という部分では助けられたと思うので、今のところは通って良かったと思っている。

養成答練を振り返って

養成答練は、科目ごとの学習のまとめでもあり、また最終目標に向けた実力測定の場でもある。以前にも書いたように、その点数と最終の合格可能性は相関があると思うし、具体的には偏差値67(上位5%以内)に入っていることが、合格の1つの目安になるだろう。

「最初の養成答練の結果、合格レベルに入れず。今後は偏差値67を目標に」

当然ながら、(学習が追いつかなかった「経済学」以外)毎回100点満点を目指して臨んだ。だが、ついに100点は1科目も取れなかった。それどころか、90点台を取れたのさえたったの1科目で、あとは、80点台が3科目、70点台が2科目と、経済学の50点。総合すると、(ちゃんと計算していないが)目標としていた上位5%には入っていないことは明らかで、10~15%の間あたりだろう。やはり今年に入ってかなりダレたところがあって、勉強しない日が続いたりしたことが敗因か。

科目や年度によっても異なり、はっきりとは言えないが、過去問と比較した感じだと、TACの養成答練のレベルは、ざっくり言って本試験1次の「7~8掛け」というところだろうか? 養成答練の点数を7~8掛けにすれば、本試験の点数という感じ。

つまり、養成答練で80点なら、本試験で56~64点くらいの、科目合否ボーダーライン。養成答練で70点だと、たぶん科目合格レベルに達していない。

だが「8掛け」は少々甘過ぎるかもしれない。本試験は「難化」ということもありえるし、安全マージンを考えて保守的に見るなら、「7掛け」と思っておけば、まず間違いはないだろう。

そう考えると、2次はさておいても、1次を“確実に”突破するためだけでも、まだだいぶ上乗せが必要だと感じている。

1次試験まで残された時間は約100日。これからなにをするべきかを、しっかり考えなければならない。

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