中小企業診断士試験、チャレンジングで楽しいと見るか、それとも…

なんとなく手持ち無沙汰だったりするときに、周りのモノの数を数えるクセというか習慣がある。ただ数えるだけでメモを取ったりはしないので、記憶はテンポラリで、すぐに忘れてしまうのだけど。

ちなみに、メモを取る習慣がないので、大事なことを忘れたりすることがあり、メモを習慣化しようと何度も試みて手帳を持ち歩いたりしたのだけど、その手帳を持つこと自体を忘れてしまうことも多くて、今に至るまで習慣化できていない。メモを習慣にしている人はすごいと思う。数を数えることは道具が必要ないので、習慣づいているのかもしれない。

1クラス20名ということは…

先日、TACの池袋校で講義を受けた。授業が始まるとき、ふと受講生の数を数えてみたところ、ちょうど20名だった。

それで、前回書いた記事を思い出した。中小企業診断士試験の合格率は約4~5%。ということは、確率的に言えば、いま授業に出席している人のうち、合格するのは1名だけ。順当に実力どおりに受かるとするなら、合格するためにはクラスのトップにならなければいけないということだ。

「2位じゃだめなんですか」という蓮舫さんの古いセリフを思い出した。もちろん、2位じゃだめだ。ここでは、1位だけが価値を持つ。2位以下の全員は、試験という観点では無価値になる。

渋谷校で人気のE講師のクラスでは、前回ざっと数えたところ100名ちょっとの受講生がいた。その中で合格するのは、上位の4~5人である。試験は水物なので、常に実力通りに合格するとは限らない。だから、このクラスで10位くらいなら、もしかしたらその時の「試験運」が良ければ合格できるかもしれない。しかし20位あたりでは、まず話にもならないだろう。確実に合格を目指すなら、上位4~5位の位置を、常にキープしたい。

チャレンジングで楽しいと見るか、絶望的で厳しいと見るか

ここで強調しておきたいのは、他の人たちが劣っているわけでも、さぼっているわけではないということだ。難関国家資格試験を受験しようという意思を持って、高いお金を出して受験校に通うような人たちなのだから、みなそれぞれに優秀であり、そして真剣に学習に取り組んでいる。

そんな人たちの中で競いあって、トップにならなければならない。中小企業診断士試験に合格するとはそういうことだと、改めて確認した。

これをチャレンジングで楽しいと見るか、絶望的で厳しいと見るか? もちろん自分は前者である。

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