会社でいろいろあったり、ひどい風邪を引いてしまったりで、ブログ記事もなかなか書けなかったが、中小企業診断士学習の方はぼちぼち続けている。
「早期財務」は、11月に入ってしまったが、Web講座をひととおり終えて、「トレーニング」(問題集)は3周まわした。「トレーニング」に掲載されているレベルの比較的易しい問題でも、まだ完全には理解できておらずあいまいな部分があるが、それは今後の教室講義や他の参考書で確認していけばいい。
最大の問題は、計算が不安なこと。それで、算数の参考書を買っている。写真の参考書は「小学6年生から」とあり、これはさすがによどみなく理解はできた。しかし「考え方」を理解できても、縦横無尽に「使える」ようには、なかなかならないんだよねえ。。。まず、単純な加減乗除でも、計算ミスが多い。(これは、最近急に老眼が進んで、ちいさな文字の見間違いが増えていることも一因のようだ)。
あとは、分数のからんだ方程式なると、解き方が不安になって時間がかかってしまう。

「小学6年生から」が頼もしい。さすがにわかりやすい。

基礎固めに躊躇してはいけない。自分で思っているよりも下のレベルから、確実に確認をしておく。
考え方を理解することと縦横無尽に使えることは別だとすると、使えるようにするための練習はなにがいいのだろう?
毎日「100マス計算」をやるとか、小学生向けの計算ドリルを大量に解くとか、そういうことを地道に続けるしかないだろうか。ちなみに、100マス計算は、ネットでプリントを配布しているサイトがいくつかあるので、無料で入手できる。
「トレーニング」の次をどうしようか
しかし、早期財務をやっておいたおかげで、教室講義(まだ2回だが)の方は、ある程度余裕を持ってついていけている。教室講義を聴くことで「あれはそういうことだっか」とはじめて理解できるところもあり、いわゆる“ペンキの厚塗り”のように知識が定着していく。
ただし、18年の財務の「トレーニング」が、17年のものとほぼ同じ(追加は1問だけ。削除が数問)なのは、ちょっとがっかりである。これはちょっと手抜き感があるな。計算問題なのだから、問題の構造までは変えなくてもいいから、せめて数値は変えてほしかった。今のところ、17年を通して3周回して、18年は1周回したので、都合4周してる(新問題は別として)。養成答練までにあと2~3周は回そうかと思うけど、だんだんと、その問題固有の解法や解答数字そのものを覚えてきてしまうので、効果が低くなってくる。次をどうしようかというところ。
財務でも数人の講師の講義に出席してみたが、TACでいちばん人気があるらしいE講師の授業は、さすがに面白い。話のネタが豊富でいろいろな方向からの説明で理解を補強してくれるし、常に2次試験に引きつけて説明してくれるところもよい。ユーモアを交えた話術に、なんていうか、“華”があるんだよね。人気が出るのもうなづける。
TACでは「飲み会」推奨の義務があるのだろうか?
それはともかく、TACの授業では「企業経営理論」のときから、私が受けたどの講師のコマでも必ず、「飲み会」が推奨されて、実際に行われている。全員は参加しないが、だいたいどのクラスでも、受講生の3分の1から半分近くは参加しているのではないだろうか? E講師のときなどは、受講生の数自体が多い(100人くらいいるのかな)ため、飲み会参加者の数もかなり多いようだった。
受講生同士が交流しながら、お互いに教え合ったり、知識を確認しあったりしながら学習をすることは、効果が高いということはわかる。また、仲間意識が生まれることで、モチベーションを維持する効果もあるかもしれない。なので、受講生同士の交流の場を作ること自体は良いことだと思う。(そういう意図で飲み会を推奨しているのだろう)。
しかし、アルコールを飲まない(飲めない)人間も一定の割合で存在するということを考えれば、交流の場がいつでも「飲み会」というのは、はっきり言って、発想力が少々貧困なのでは? まるで、古き悪しき昭和の日本企業だ。
私はこの手の飲み会には参加しない。そもそも酒を飲まないし(飲めるけど飲まない)、なんでもかんでもすぐに「飲み会」をしたがったり、飲めば打ち解けて飲まなければ打ち解けず、酔うことで仲間意識を高めるような文化が、嫌いだからだ。
もちろん、お酒が好きな講師がいて、お酒が好きな受講生がいて、自然発生的に飲みにいくのはありうるだろし、それは自由だろう。しかし、講師の多くが判で押したように、(半ば公式行事として)クラスでの「飲み会」の開催を推奨するのはどうしてなのか、とてもフシギなのだ。
食事を一緒にするのは、交流に有効だが…
他人とコミュニケーションを深めて打ち解けるため、食事を一緒にするというのは、とても良い方法である。じっさい、私も仕事上で取引先の担当者などとランチや夕食を共にすることは、たまにある。そうやって交流して親密度を深めておくことも、仕事の一部だろう。誘うこともあるし、誘われることもある。だがそこに、アルコールは必要ない。雑談をしながら食事をして、食後にお茶でも飲めば十分だ。
TAC(の講師)も、いつまでも古くさい「飲み会文化」を推奨することはないんじゃなかろうか。受講生・講師の交流会も、ランチの会や、いっそ休日の朝食会などにしてくれるなら、参加しやすい人も増えると思うのだが。
コメント
ブログ興味深く拝見させていただきました。
確かに、何でも飲み会推奨!は私も日々、不思議に感じているなかでブログを拝見したせいか、共感を覚えコメントをさせていただきました。
唐突に大変失礼しました。
たかさん、コメントありがとうございました。
やっぱり同じように感じている方がいらっしゃるのですね。。。
この10月からTAC渋谷で、来年目指してスタートしたものの、財務会計で早速めげている53歳です。
つい最近、百軒店さんのブログを見つけ、遡って拝見しています。とても参考になります。
さて先日、二次の勉強会+飲み会に参加しました。人気のE講師主催のため、思いの外の参加人数でした。飲み会は、もともと苦手なので、会場の仕切りの悪さもあり、気分が乗らずスキップしました。
私も、貴殿に賛成です。何か違う形でのコミュニケーションの場があるといいなと思います。何か、その飲み会に参加しと遅れをとってしまうかのような不安も感じました。
Hissさん、コメントありがとうございました。
正直、1次試験については、テキストをきちんと予習して講義を受け、トレーニングと過去問を回せば、まず合格します。わからないところは講師に聞けばいいだけです。ですから、勉強仲間は特に必要ないと思いますし、飲み会に参加してもしなくても、影響はないでしょう。
ただし、2次試験については、仲間を作ってグループ学習することは、かなり有効だと感じました。そして、2次試験対策は、1次試験が終わった後ではなく、早期に始める方が良いとも思います。
ですので、2次試験を見据えた場合、早めに2次試験向けの学習仲間を作ることをお勧めします。その際は、初めて受験する人だけのグループでは難しいので、できれば2次試験経験者を見つけてグループを作った方がベターですが、それが難しければ、初受験者だけでもいいでしょう。ポイントは「2次のための学習会」にすることです。
遠藤講師の授業なら、おそらくTACと関係ない自主学習の会をやると思います。そこだと2次本科生も参加するので、そこに参加して学習仲間を見つけるのが一番いいと思います。
がんばってください。来年の2次試験会場でお会いしましょう!
百軒店さん、ご返信ありがとうございました。
昨日財務の養成答練があり、結果に打ちひしがれ、前回の経営理論と共に遠い道のりを実感。仲間と勉強するにしても、自分に何が貢献できるかと。
少し焦りつつ、できる事からやって行きます!
励みになりました。ありがとうございます。
わたしも財務は、最初は苦労しました。試験まで、まだ時間はたっぷりありますから、がんばってください。
年末年始に苦手部分を補強できるといいですね。